ウィーンのカフェハウスは、長い伝統を持ち、芸術・文化を生み出してきたとても重要な場所です。
でも、今日でもウィーンのカフェハウスはウィーンっ子にはなくてはならない
貴重なゆとりの場でありコミュニケーションの場なのです。
ウィーンのカフェの営業時間は長く、朝早くから夜遅くまでオープンしているので、心強い存在ですよね。
ひとたびカフェハウスに足を踏み入れると、そこは別世界のようです。
空間が広く、天井が高いです。歴史が刻み込まれた素敵なテーブル、椅子、ソファー、重厚な床に壁、まばゆいシャンデリア・・・高級感があってもけっして冷たくはなく、訪れた人を温かく迎え入れてくれるような雰囲気を持っています。
そんなカフェハウスで、メニューの中からお気に入りのコーヒーをオーダーして、
新聞を読んだり、連れの人とおしゃべりをしたりする。
ウィーンのカフェハウスは、一人で行って自分の時間を楽しむのも、人とのコミュニケーションを楽しむことも可能です。
さて、そんなカフェハウスで長い時間を過ごすのであれば、ぜひ飲み物以外で軽食やスイーツなどをオーダーしたいですね。
スイーツは、オーストリア独特なものもあり、現地の食文化が垣間見えてとても興味深いです。
どれも長い間国民に愛されてきた定番スイーツで、日本のように流行り廃りというものはありません。その中でもおススメなものをご紹介しましょう。
☆?ザッヒャートルテ(Sachertorte)・・・オーストリアのケーキといえばまずこれが思い浮かびます。
日本でも人気ですが、やはり本場で食べてみたいですね。
チョコレートのスポンジの間に杏ジャムが塗られており、上からチョコレートでコーティングしたケーキです。
もともと、ウィーンにあるホテル ザッヒャーで出されていたものでした。ホイップクリームを添えていただきます。
☆?リンツァートルテ・・・その名前から、オーストリアの都市リンツで生まれたものであることがわかります。
イチゴジャムがたっぷりと使用されており、表面の格子柄が特徴的です。