音楽の都で知られるオーストリア、ウィーンのカフェは、昔ながらの形を今も留めているようです。
カフェハウスは、ヨーロッパで最初にコーヒーを飲ませると同時に情報交換の場の提供という役割を持っていました。
ですが、今では殆どの国で形を変えています。
しかしウィーンでは、今でも多くの人が行きつけのカフェを持っており、コーヒー1杯で長い時間くつろいだり、新聞を読んだりする事ができるようです。
このカフェハウスには、世界中の新聞を置いている所もあり、おまけにカード遊びやビリヤード台などを揃えている所もあるようです。
また、伝統的なスタイルの男性を「ヘル・オーバー」と呼び、ウィーンのカフェの脇役としての仕事を残しています。
映画の世界で観るような光景が、実際に見られるのですから、外せない場所の一つでしょう。
飲み物に於いては、日本での名前と同じ物が出て来るとは、限らない様で事前に調べるなり、以前旅行した人に聞いておくと良いかもしれません。
現地でアイスコーヒーかと思って、そんな名前の付いた物を頼むと、ブラックコーヒーにアルコール類を入れ、更にそれにホイップクリームを乗せるそうです。
違う物を注文したと勘違いしてもおかしくないですね。
コーヒーなどのドリンクのお話が出れば当然その次に語られるのは、お菓子のお話でしょう。
ハプスブルク時代の伝統あるケーキやお菓子も口にする事が出来るようです。
ザッハトルテは、もちろん、ウィーン風のアップルパイ、クレープや一口サイズのパンケーキなど、特に女性には嬉しいお菓子がたくさんあります。
オーストリアのクリスマスには、欠かせないクグロフと言うお菓子があります。
マリーアントワネットの好物だったと聞けば、より親しみもわき、本場のクグロフを食べてみたいと思いますね。
去年ウィーンに行った知人の話では、お城のホテルで、まるで王女様の様な優雅な体験ができたそうです。
今の時代でも、そんな体験が出来る国、オーストリアのウィーンへ是非行ってみたいと思う人も多いでしょう。