エスプレッソは、日本ではどちらかというとカフェで飲むもの、バリスタが淹れるもの、というイメージのほうが強いかもしれませんね。
でも、エスプレッソの国イタリアを始め、自宅で習慣的にエスプレッソを作っているひとたちはたくさんいます。
エスプレッソを淹れるには、ふつうのドリップ式のコーヒー用の豆(浅煎り豆)とは違って、深煎りの豆を使用します。
豆の種類そのものは特別なものを用意する必要はないのです。
コーヒー豆の焙煎と挽き方を、エスプレッソ用にしなければならないということになります。
深煎り豆は苦味があり酸味が少ないですが、より深くローストした豆を使用することによって、あのエスプレッソらしい味わいを実現することが可能になります。
さらに、エスプレッソを淹れるのであればフレンチローストなどの焙煎のものがおススメです。
豆の挽き方ですが、こちらは「細挽き」がおススメです。
豆の挽き方が細かくなるほど、濃いエスプレッソが出来上がります。
ただ、同じ細挽きでも、電動によるエスプレッソマシンと直火式のものでは違います。
電動のもの専用の細挽き豆を直火式に使用すると、風味が損なわれたり、目詰まりしてしまうこともあるので、できれば避けましょう。
ですので、お店で豆を購入する際には必ず「直火式で」淹れることをお店の人に伝えましょうね。
もちろん、コーヒーミルを使って自分で豆を挽くことも可能で、この場合は自分好みに細かさを加減できるので便利ですね。
ミルがなくてもお店で買えるので十分ではあります。
また、最近はコーヒー豆専門店だけでなく、スーパーマーケットでもエスプレッソに適した深煎り細挽きの豆が売られています。
品質や鮮度では専門店に適わない面はありますが、それでも安価で手軽にエスプレッソを自宅で楽しむことができますし、エスプレッソ初心者には十分おススメですよ。
安めの豆で何度か試してみて、自分の好みがわかってきたら、専門店でお高めな豆を使って淹れてみるのも良いかもしれませんね。