この前、お昼過ぎに時間がありましたので、行きつけの全国展開のコーヒーチェーン店に入りました。
コーヒーが一杯200円を下回る低価格なので、人気があるのでしょう。
わたしが入る時の店内は、いつも満員の盛況です。
ある有名な駅から歩いて数分にある店は、ホテルや商業ビルだけでなく、ビジネス街も近いという好立地です。
それで、平日でも大勢の来客でにぎわうのでしょう。
ファストフード店と同様、セルフサービスのお店です。
なのでまず注文と支払いを済ませてから、空いている席を探して座ることになります。
いつものことですが、この日も運良く席に座ることができました。
「それは、一人だからでしょう」と、突っ込まれそうですが、そのとおりです。
数人で行くとなると、席の確保は難しそうですよ。
わたしはコーヒーを飲みながら、ゆっくりと辺りを見回し、なんとなく観察します。
店内には、スーツ姿の男性や女性で、あふれんばかりです。
近くに大小のオフィスビルが林立していますから、そんな客が多いのでしょうね。
2~3人連れが多くて、職場の同僚もしくは取引先の人でしょうか、熱心に話し込んでいます。
周囲のテーブルも仕事の話題のようで、会話が盛り上がり、始終ざわざわしています。
お互いに身振り手振りを交えての熱い雰囲気で、耳を澄ますと会話の内容が感じられますね。
こちらの席では、職場の先輩による後輩への指導、アドバイスのようです。
あちらでは、取引先と場所を替えての商談の続きでしょうか。
またOLらしい若い女性が携帯用小型パソコンに、何やら一生懸命にキーを叩いている姿もあります。
もちろん、私のようにひとりで静かにコーヒーを飲んでいる人もいます。
季節は冬ですので、寒さ除けに利用しているのかもしれません。
外回りの営業マンが一息ついている姿、本をじっくりと読んでいる人も見受けられます。
暖房もそれほど効きすぎるということもなく、温度管理の調整もされているようで快適な空間ですね。
気軽に入店でき、リーズナブルな大型カフェの必要性を、しみじみ感じるひと時でした。