コスプレとは、仮装大会が変化したものとされています。
世界でも、ハロウィンの仮装大会のあるアメリカに似たような風習があります。
日本でも、1960年代から1970年代に「コスチューム・ショー」というものがありました。
最近では、漫画・アニメのキャラクターになりきって衣装を作り、着る文化が発生しました。
自分で衣装を作ったりするほか、コスプレ専門のショップも存在し、コスプレのテーマのキャラクターも多様化しています。
漫画「ワンピース」、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」などのサブカルチャーをテーマにしたコスプレが増えつつあります。
漫画だけではありません。
ロックバンド「X JAPAN」のファンのコスプレも見受けられるようになりました。
アメリカでも「スター・ウォーズ」人気からコスプレも増えてきています。
アメリカでは従来からのmasqueradeではなく、和製英語由来のcosplayで呼ばれるようになりました。
コスチュームも専門的に作る業者ができ、いかにもリアルというものが増えてきました。
今のコスプレにはメイド服、アイドルの衣装、水着など様々なものがあります。
また、クリスマス用の服などもあるので、アニメだけとはいえないでしょう。
コスプレには、魔法少女、SF、漫画・アニメのキャラクター、特撮のヒーロー、芸能系、擬人化、着ぐるみなど様々なものがあります。
最近では、時代劇の浪人や甲冑を着た武士にコスプレするのもはやっています。
熊本城などで「おもてなし武将隊」と称して武士の格好をしてもてなす職員もそのひとつといえます。
音楽サイトの「初音ミク」のコスプレは人気があります。
実在しない人物なので、いろいろな風にコスプレできるところが人気のようです。
現在人気の「メイドカフェ」もそのひとつと分類できます。
従業員がメイドの格好をしているものですが、そのもてなし振りと格好で、男の人は釘付けになってしまいます。
フィクションと現実の境目がわかりにくいのも、コスプレのひとつの特徴でしょう。