コーヒーは毎日、何杯でも飲んでいるという人も珍しくはないでしょう。
モーニングコーヒー、ランチ後の1杯、午後のおやつタイムのコーヒー、夕食後の1杯、など。さまざまな時間帯やシチュエーションで登場するのが、私たちにとってのコーヒーです。
そうなると、コーヒーそのものの味についてはあまり深く考えなくなってしまっている人もいるでしょう。
とりあえず眠気を覚ましたい、スイーツを食べるのに一緒に飲みたいから、というような理由で、コーヒーそのものの味についてはあまりこだわりがないという人が案外多いのかもしれません。
たまにコーヒー専門店やカフェなどで座ってゆっくりとコーヒーを飲むと、その味わい、コクなどに奥深さに驚くことはありませんか??
コーヒーは、ブレンドコーヒーがほとんどですが、1種類の豆のみを使ったストレートもあります。
そして、これは、豆そのものの味を知るためには最適の飲み方であり、コーヒー通の人は必ず立ち戻るのがストレートですし、これからコーヒーの世界を極めたいという人たちにとっても、まず深く知ってほしいのがストレートコーヒーなのです。
ストレートの味をよりよく知っていれば、それらを合わせたブレンドコーヒーの味わいに対する理解も自然と深まります。
一口にコーヒーといってもその種類はひじょうにたくさんあります。
でも実はコーヒー豆の品種は大きく分けて2種類だけなのです。『アラビカ種』と『カネフォラ種ロブスタ』の二つですが、現在私たちが飲むコーヒーのほとんどはアラビカ種なのです。
『カネフォラ種ロブスタ』のほうはというと、ブレンドにアクセントとして加えられていたり、アイスコーヒーのベースとして使用されることが多いようです。
それぞれの味の特徴は、アラビカ種はスッキリとした味わいを持ち、カネフォラ種ロブスタのほうは、強い苦味と特有の風味を持っているのです。
このように、品種は2種類しかないコーヒーでも、栽培地域、精製方法、焙煎度、粉末の細かさ、抽出方法などによってコーヒーの味わいは変化します。