漫画喫茶は漫画が大量にあり、読みたい漫画があれば、時間の許す限りよむことができる便利な場所です。
その漫画喫茶にパソコンを導入して、インターネットに接続した漫画喫茶がインターネットカフェとして変わっていきました。
その背景に、パソコンが昔ほど高価なものではなくなったと同時に、インターネットも定額制でできるようになりました。
つまり、パソコンを大量に扱えるようになったことが考えられます。
それにより、家にネット環境がない人や、オンラインネットゲームがしたい人、漫画を読みたい人、待ち時間の時間つぶし、いろんな顧客層にも需要が高まりました。
また、料金も安価な場合が多く、カプセルホテルよりも料金が安いです。
そのため終電を逃した人などが、始発の時間まで休憩する場所にもなりました。
また深夜割引があり、1500円くらいで泊まれるので日雇い労働者や就職活動の学生が使うようになりました。
そして、長期滞在者や、いわゆるインターネット難民と呼ばれる人たちが増えました。
そのネット難民が増えたころ、派遣切りなどで仕事がなくなった人が、住む場所を追われ仕方なく長期滞在するようになりました。
インターネットが犯罪に使われるようになったのも最近多く、ネットの掲示板で殺人予告や爆破予告、秋葉原の連続通り魔事件などです。
ネットに書き込みして実際に犯行に及ぶものもあらわれるようになりました。
インターネットが普及して、サイバー犯罪が増え始めたことから、国の対策としてサイバーポリスなる専門機関を設置しました。
しかし、ハッカーがコンピューターウィルスを利用し官公庁に不正アクセスし、個人情報を盗んだ事件が報道されるように、まだまだ専門職の人手は足りていません。
自宅のパソコンでアクセスすると足がつくので、ネットカフェで犯罪する人が増えているように思えます。
店側の対策としても、ネットカフェでは顔つきの身分証明書を提示、監視カメラで店内をくまなく撮影するなどして対応しています。
便利な世の中になったネット社会ですが、使う人のモラルが重要ですね。