四国のカフェはオールディーズ

年号が、昭和から平成に変わろうとしていた時期、私は、友人と、四国へ車で旅行に出かけました。

友人は、1950年代から70年代のアメリカの音楽が大好きでした。

俗に言う、オールディーズファンなのです。

映画も、アメリカングラフティーが好きで、ピンクのキャデラックに、ポマードべったりのリーゼント、ロックンロールと、関連グッズも集めていました。

そんな彼と、四国へドライブ旅行に行きました。

まず、フェリーで、松山に渡りました。

フェリーの都合で、松山には22時頃に到着しました。

そこから、鳴門方面に国道を走ったのですが、四国は思いのほか車は少なく、闇の中を突き進んでいるような感じでした。

しばらく走っていると、突然闇の中にネオンが浮かびました。

ピンク、ブルー、グリーンと色鮮やかなネオンでした。

しかし、それらは決して不快なネオンではありません。

きれいにデコレーションされているのです。

街中の繁華街とは違う、ちょっとおしゃれな感じのするネオンなのです。

周囲は、森のような感じなのですが、そのネオンの周りだけは、あか抜けており、映画のセットのようです。

そこから、数キロ走ったところに、また同じような建物が出てきました。

今度も、場違いな感じの建物です。

友人となんだろうと話しながら車を走らせました。

そこからも、同じような建物が、数店出てきました。

よく見ていると、どうやら、カフェのようです。

それにしては、あまりにもおしゃれな作りのカフェです。

私達は、、お店の駐車場に入ってみました。

すると、駐車場にもきれいなイルミネーションがされていました。

お店の方を見てみると、店内は、照明が落としてあり、60年代風の作りになっているようです。

また、見せの入り口は、テラスが作ってあり、入り口の横にはワインの樽が飾ってありました。

その横には、リクライニングの椅子が置いてあります。

それらにも、きれいにイルミネーションがデコレーションされているのです。

外からでしたが、60年代のアメリカ映画のワンシーンのようでした。

これに、友人は感激していました。

そこからも、その道路には同じようなお店が点々とあるのです。

一軒一軒が離れていますので、闇夜にぽっかりと浮かびあがっているのです。

どれも、幻想的で個性的できれいなイルミネーションでした。

まるで、アメリカ映画のセットのような感じです。

何軒かのお店を通り過ごした後、、私達は、ある一軒のお店に入ることにしました。

それは、アメリカングラフティーの映画の中に出てくるようなお店でした。

欧米風の真っ白な平屋作りのお店で、周囲にはポプラの木?が植えてありました。

外の街路樹には、きれいにイルミネーションがされています。

また、お店の外観にもさりげなくイルミネーションがされていました。

お店の中に入ると、一気に時代がタイムスリップしたようです。

店内は、1950年代から60年代の作りになっていました。

まるで、オールディーズそのものです。

店内は、大きな缶バッチや、ポスター、小物などが飾られています。

そして、ところどころにピンクや青、グリーンの蛍光色のイルミネーションがあります。

カウンターは、大きな一枚物の木で作ってありました。

お店のマスターも、カウボーイ風の格好をしています。

ピカピカに磨かれたテーブルは、映画で見るように、端からマスターが、お客さんへグラスを滑らせるんではないかと思うような趣がありました。

そして、お店の雰囲気をぐっと引き立てているのは、部屋の片隅に置いてあるどっしりとした、これまた年代物であろうジュークボックスです。

流れてくる音楽はやはりオールディーズです。

私と友人は、オールディーズに身をもたせて、これからの旅の話をしました。

店内の窓から、外を見ていると50年代のアメリカにタイムスリップしたような感じにもなりました。

とても素敵な空間と時間でした。

このようなカフェが、地元にも欲しいと思いました。

このあとも、おしゃれなお店はずっと続いており、通過するのがもったいないくらいでした。

後にも先にも、このようなおしゃれなカフェには出逢っていません。

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