私は結婚する前、嫁さんとの待ち合わせ場所は地下にある喫茶店でした。
もう名前は忘れてしまいましたが、場所は今でもちゃんと覚えています。
私がいつも先に来ていて、彼女を待っているというのがいつものパターンでした。
私はいつも頼むものは決まっていました。
ホットミルクでした。
ホットミルクとは聞こえがいいんですが、要は単なる牛乳です。
待ってる間、スパゲティミートソースを食べて待っていました。
今、流行のボンゴレやペペロンチーノやチーズのパスタじゃなく、スパゲティミートソースと言うところに時代を感じます。
たまには、ナポリタンも食べました。
今ではいろいろなスパゲティ(パスタ)がありますが、当時はミートソースかナポリタンしかなかったように思います。
スパゲティの歴史について調べてみました。
スパゲティミートソースは、兵庫県のイタリア料理店「アベーラ」が出したものが、日本で最初と言われています。
キューピーが缶入り商品として発売したことが、家庭にミートソースか普及するきっかけとなったと言われています。
ナポリタンは昭和30年代に、調理が比較的簡単なメニューとしてナポリタンが選ばれ、学校給食として取り入れられたことをきっかけとして普及しました。
飲食店においても最初、スパゲティミートソースかスパゲティナポリタンしかありませんでしたが、1980年~1990年のイタリアブームによって日本でも本格的なパスタが食べられるようになりました。
ここでパスタの一部を紹介します。
あさりパスタ、生パスタ、明太子パスタ、からすみパスタ、他にも、ナス、イカ墨、などがあります。
他にも、ソースで分けると和風系、クリーム系、トマト系とさまざまです。
おかげで無事に結婚することができました。今では懐かしい思い出です。
この前、嫁さんの実家に帰った時に懐かしくてその喫茶店を訪ねてみると、もうなくなっていました。
これも時の移り変わりなんでしょうね。