ヨーロッパのカフェといえば、パリやウイーンを連想しますよね。
しかし、ドイツのカフェも有名です。
意外な感じですが、ドイツはヨーロッパの中で、コーヒーの消費量が1番の国といわれているのです。
ところで、かつて、ドイツのカフェは文化人の集まる場所でした。
ドイツのカフェは、コーヒーを飲むだけでなく、契約の場になったり、情報交換の場になったり、物書きの場になったりしていました。
昔のドイツの住環境は、狭い・寒いといった、あまり良いものではありませんでした。
そのため、カフェの滞在時間が長いことが定着しました。
その滞在型のカフェスタイルは、現代のドイツのカフェでも持ち続けています。
回転型というスタイルではなく、一度座ったら、居心地よく長居できるカフェが多いといいます。
まさに日本人向けではないですか!
日本人もコーヒーを飲みに行くだけでなく、カフェに居心地のよさを求めている人が多いです。
昔から、ドイツの人と日本人は、その勤勉さ、手先の精巧さなど、似ている点が多いと言われてきました。
そういった意味では、カフェの雰囲気が同じように成熟したのも納得できますよね。
ドイツのカフェのもう1つ特徴は、デカフェが必ずメニューにあるということです。
デカフェとは、カフェインを取り除いたコーヒーです。
日本でもスターバックスではデカフェが飲めますが、準備しているカフェは少ないのが現状です。
デカフェは、風味も味もどうしても落ちてしまします。
それでも、妊婦さん、カフェインレスにこだわりを持っている方がいらっしゃるのは現状で、驚くことに世界のコーヒー市場の10%を占めているそうです。
ドイツのカフェでは、必ずデカフェが置いてあるのには、理由があります。
1906年、ドイツで脱カフェイン技術が考案されました。
そうです!ドイツはデカフェの発祥の地でもあったのですね。
最後に、ドイツのカフェでは、朝食メニューがとても充実しています。
ドイツの人の特徴として、朝食はしっかり食べる!という習慣があるからかもしれません。
ただし、滞在時間が長くて大丈夫なカフェらしく、午後でも朝食メニューが注文可能で、ゆっくり食べられるのが特徴です。
そして、ドイツはケーキも有名です。
とっても大きい、ドイツのケーキ。
でも甘さは控えめでシンプルで素朴な感じが特徴です。
自分の時間が大切に過ごせる、そんな雰囲気のドイツのカフェで、ゆったり時間を過ごしてみたいです。