コーヒーが美味しい国といわれて思い浮かぶのはどのような国でしょうか?
フランスやイタリアのコーヒー文化は世界中で有名で、また、愛されています。
カプチーノやカフェオレといった彼らの国発祥のコーヒーは、今では日本人の私たちにとってもすっかりおなじみで、なくてはならないものとなっています。
さて、これらの国以外でも、コーヒーはもちろん世界中で飲まれています。
ここ何年か日本でも注目度が高くなっているコーヒーのひとつにノルウェーのコーヒーがあります。
ノルウェーとコーヒーという組み合わせにはあまりピンと来ない人もいるかもしれませんが、実はノルウェーはコーヒー先進国なのです。
そして、コーヒーの年間摂取量はノルウェー人はとても多く、世界的なランキングを見ても上位に位置しているんですよ。
日本での年間コーヒー摂取量の、約3倍の量を、ノルウェーの人たちは摂取しているということですから、驚きですよね!
さらに、バリスタのコンテストで優勝するようなバリスタも輩出しているのが、ノルウェーなのです。
ノルウェーにここまでコーヒーが浸透していることには、やはり何か理由があるのでしょうか!?
ノルウェーにコーヒーが普及していった背景には、ブラジルとの貿易関係があります。
100年以上ブラジルと貿易を行ってきたノルウェーには、コーヒー豆が国中に普及していきました。
コーヒーの味は国民にとても愛されていたため、戦時中の物資不足によってコーヒーの入手が難しくなった時代には、他の穀物、例えばじゃがいもやトウモロコシなどを煎って作った代用コーヒーまでもが普及していたそうです。
また、ノルウェーではかつて、アルコール類を飲むことが禁じられる、アルコール禁止令が布告されたことがあったそうです。
1900年代の前半、約10年間のことだったそうですが、アルコールが大好きなノルウェー人が、代わりに好んで飲むようになったのがコーヒーでもあったそうなのです。
最近では、日本のカフェでもノルウェーのコーヒーを出しているところがあるみたいですね。