石見銀山の景観との融合カフェ

島根県に世界遺産が在るのはご存知ですか?

2007年に石見銀山が、「石見銀山遺跡とその文化的景観」としてユネスコ世界遺産になっています。

国内では14番目の世界遺産であり、鉱山遺産としてはアジアで初の登録なのです。

時代背景として、16世紀~17世紀には大量の銀が採掘されていました。

全盛期には年間約38トン採掘されたと推定され、その当時、世界の3分の1を占めた日本の銀産出地です。

鉱山遺跡は、欧州や中南米に15箇所ありますが、アジアにはありませんでした。

また、産業遺産は18世紀末の産業革命以降の遺跡が多いので、革命前の鉱山遺跡としては貴重なものでした。

石見銀山は、登録以前から住民が「環境に配慮し人と自然が共生しながら銀生産を実現させたこと」が評価された背景があります。

ボランティアガイドや住民憲章を作り、環境保全だけではなく、住民の生活を守る努力がされていました。

何度か訪れましたが、駐車場や公共洗面所などいつも綺麗に整備されています。

それだけではなく、鉱山の入口と出口が違うため、グルッと自然の中を歩くのですが、至るところに遺跡が宝探しのように点在しています。

歩きながら楽しむことが出来るのは、町並みにも見られ、行く度に寄っていたカフェがあります。

そのカフェのモットーは、景観を維持するためには手間がかかり、一度壊してしまうともう戻せなくなってしまうからこそ、次世代につなげていくことです。

その地に住んでいるからこそ歴史的背景を後世に残そうという努力をしているカフェです。

カフェは昔ながらの木造建築で、一歩足を踏み入れると素朴ながらも四季に応じたディスプレイを楽しむことができます。

そこで、まずお客さまをホッとさせ、店内に招き入れてくれます。

カフェの中はその地域の焼き物や、和の小物や雑貨が空間を上手く利用し配置されています。

店内に中庭が在り、手入れされた四季折々の草花が更に訪れた人の心を和ましてくれます。

店の奥にカフェが在り、メニューもその地を活かした素朴で優しい感じがして、行く度に心が癒されました。

景観を大切にし、後世に残したいという雰囲気が、このカフェも含めこの地域からは溢れています。

世界遺産に認定後、ツアーなどが増え交通渋滞などの問題も出ました。

問題を解決するために、観光バスの規制など様々な景観維持の為に努力がなされました。

石見銀山周辺に訪れた際は、ゆっくり流れているこの空間を楽しんでみてくださいね。

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