美味しいエスプレッソを作るには ~最高の1杯を求めて

同じエスプレッソマシンを使っていても、淹れる人(バリスタ)によって、その味は全く違ったものになることがあります。

エスプレッソが美味しい、と評判のカフェがあれば、それは優れたカフェマシンを設置していたり、良質で新鮮な豆を使用しているだけでなく、優秀なバリスタがそこにはいる、ということになります。

でも、機械で淹れているはずのエスプレッソなのに、どうして味に差が出るの??と、思う人も少なくないでしょう。

確かに、機械によって行われる作業工程はありますが、作業と作業の合間や、作業の種類によってはバリスタの手が必要となります。つまり、機械を正確に適切に扱わなければならないということですね。

決して、ボタンをひとつ押せばあとは出来上がるのを待つだけ、という類のものではないのです。

コーヒーというものは、豆を挽いて粉末状になった後にもたくさんの穴があいており、これを『多孔質』と呼びます。

エスプレッソの場合は、金属製のフィルターに粉末を詰めて、粉末の隙間を高温の蒸気が通り抜けることによってコーヒー成分が抽出されるのです。

この間、約20~30秒といわれ、非常にスピーディーに作られることがわかりますね。

出来上がるエスプレッソの液体はドロリとしています。

これはなぜかというと、蒸気が粉末の間を通り抜けるときに水溶性の成分と不溶解性のオイルとが混ざり合って乳化現象を起こすからなのです。

この乳化現象の際に、エスプレッソの味が決定されるという面もあいます。

エスプレッソの特徴に、その表面を覆う繊細で細かな泡があります。

これは「クレマ」と呼ばれますが、このクレマがしっかりとあわ立っていてすぐには消えてしまわないものは、乳化が行われて液体に粘度が生まれたからなのです。

優れたバリスタは、これらの工程を科学的に理解しており、粉末の細かさ、詰める粉末の量、などをきちんと見極めることができるのです。

こうした経験豊富なバリスタがいるカフェはやはり人気がありますし、『また飲みたい』と思わせる魅力の1杯を提供することができるのですね。

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