魔法の泡 クレーマを持つエスプレッソ

コーヒーを飲む習慣は、私たち日本人の間でも既に定着して長く、コーヒーがなくては1日が始まらない、1日を終えられないという人も少なくないでしょう。

日本で一般的に飲まれているコーヒーは、ドリップコーヒーが多いように思われます。

喫茶店でも美味しいドリップコーヒーを出してくれますし、自宅で自分で淹れる場合にもフィルターを使ったドリップコーヒーにしている人が多いのではないでしょうか?

ただ、最近ではシアトル系コーヒーの台頭もあって、エスプレッソコーヒーの登場頻度がグンと高くなっているようです。

また、カフェブームやバリスタブームもあって、エスプレッソマシンを使ってコーヒーを淹れているカフェはかなり多いでしょう。

ただ、エスプレッソをストレートで飲んでいるという人は意外と少ないかもしれません。

シアトル系コーヒーでは、エスプレッソをベースとしてミルクやフォームド(泡だて)ミルク、生クリームやシロップやチョコレートソースなどを用いたアレンジコーヒーが主流で、これは日本でもとても人気があります。

このようなコーヒーはこれだけで、満足感がありスイーツ代わりにもなるようなものです。

ただ、ベースとなるエスプレッソが生まれたイタリアでは、このような飲み方はほとんどされていません。

イタリア人は、意外かもしれませんが食文化に関してはとても保守的なので、コーヒーもシアトル系はほとんど浸透しておらず、昔ながらのカッフェ(エスプレッソ)文化を保っているのです。

イタリアの立ち飲みバーでは、砂糖をたっぷりと加えたエスプレッソや、カプチーノの人気が高いです。

カプチーノも、シアトル系のカプチーノとはちょっと違います。

エスプレッソの特徴のひとつに、表面のきめこまかな泡があります。これは、クレーマと呼ばれます。

このクレーマは偶然発見されたもので、1940年代に当時のエスプレッソマシンを使用してコーヒーを淹れた際に、コーヒーの油脂成分などが乳化してクリーム状になったものが浮かび上がることがわかったのです。

その後60年代以降は、黄金色をしたクレーマのきめ細やかさ、繊細さ、舌触りの滑らかさが美味しく新鮮なエスプレッソの必須条件とされるようになりました。

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