紅茶は昔、中国では“不老長寿の霊薬”として、イギリスでは“万能に効く東洋の秘薬”として重宝されていました。
しかも、紅茶はコーヒー・チョコと並ぶ3大嗜好品といわれ、世界の約8割で飲まれています。
紅茶にはアミノ酸、カフェイン、ビタミンA・B・P、タンニン(ポリフェノール)が多く含まれており、それだけでも健康にいいとも言われています。
私たちが体で直接感じやすいのは、利尿作用ではないでしょうか?
尿を出すことは体内の老廃物を排出するので健康にいいと言えます。
飲み過ぎは良くありませんが、ほどほどに紅茶を飲むことをおすすめします。
また、特有の香りはリラックスさせ、α波を出す効果があることも知られています。
他には、抗酸化作用があります。
私たちは体に酸素を取り込みますが、その一部は体内で活性酸素に変化します。
体内で活性酸素が増えると肌トラブル(老人性シミの発生、メラニン色素の増殖)や生活習慣病(ガン、高血圧、脳卒中、糖尿病など)を引き起こしてしまいます。
紅茶には、そんな活性酸素の働きを抑える抗酸化作用があることがわかっています。
活性酸素を除去する成分を含む紅茶は、いつまでも美しく健康でいるための“救世主”とも言えるでしょう。
抗酸化作用をもたらすのは、紅茶のポリフェノールです。
紅茶ポリフェノールの摂取は、生活習慣病の予防にもつながります。
具体的には、血糖値上昇の抑制作用、血中コレステロールの調整、血圧上昇抑制、動脈硬化予防などにつながるという報告がなされています。
紅茶は、ダイエットにも効果があります。
なぜなら、紅茶は脂肪分を分解するからです。
生クリームなんかを食べたとき、口の中が膜を張ったような状態になる事がありますが、紅茶を一口飲むと見る間に解消されます。
ただし、紅茶にはスコーンやクッキーやケーキなど、カロリー高めのスイートがつき物なので、飲んでいれば太らないと言うわけにはいきません。
また、紅茶にミルクや砂糖を大量に入れてしまったりすると効果は得られません。