日本では、カフェや喫茶店などで紅茶を注文すると、「レモンですか、それともミルクですか!?」なんて聞き返されたりしますよね。
これは、日本ならではの常識なのかもしれません。
紅茶といえば真っ先に思い出される国、イギリスではなんと、95%以上の人がミルクティーを飲むという調査の結果もあるそうです。
いっぽうの日本では、ミルクティーを飲む割合は約4割だそうです。
この結果をちょっと意外に思う方もいるかもしれません。
ミルクティー大好きなイギリス人、飲み方にもこだわりがあって意見が分かれるところのようです。
ミルクを先に入れるのか(MIF=Milk In First)、あるいは後に入れるのか(MIA=Milk In After)で論争が巻き起こるというのは、有名な話です。
ただ、どちらにももっともらしい理由があり、どちらかが正しくてどちらかが間違っているということでもありません。
ただ、2003年にイギリス王立化学会によって、「ミルクを先に入れるほうが美味しい」のだという、結論が出されました。
その理由としては、ミルクを先に入れたほうが、ミルクの温度変化がゆるやかなものになり、それに伴い味わいもまろやかになる、ということのようです。
そう言われて試してみると、確かにまろやかに感じられるような・・・?
ただ、紅茶とミルクが均一に混ざるので、スプーンでかき混ぜなくても良いというのは魅力かもしれません。
気になった方は、ぜひ両方のやり方で試してみてください!
また、加えるミルクですが、イギリスでは冷えた牛乳が使用されています。
日本ではたまに、紅茶を冷やさないようにという配慮から、温かい牛乳が運ばれてくるところもあるようですが、これは牛乳独特ににおいが強くなってしまって、紅茶が持つ繊細な香りを消してしまうので、冷えたものを使うのがおススメですよ。
使用する牛乳は、脂肪分が高いものほどリッチでコクのある風味になります。
牛乳とエバミルクとを混ぜたり、あるいは最後にコンデンスミルクを加える、なんていう方法もあります。