インドネシアで生産される紅茶というと、まずはジャワ島やスマトラ島を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか!?
もっとも、日本ではジャワティーの名前を冠した飲料が販売されたこともあって、ジャワのほうが紅茶のイメージが強いかもしれませんね。
ジャワ島の西部で紅茶は栽培されています。
茶葉の収穫期では、ジャワ島の乾期にあたる7月~10月がもっとも品質がよい茶葉が取れます。
紅茶の産地、ジャワ島の地形はスリランカとよく似ているといわれていて、その上はじめて持ち込まれたのがセイロン島のアッサムの茶樹だったこともあって、ジャワ島の紅茶はセイロン島のものとよく似ているのです。
セイロン紅茶は味わいが軽くすっきりとしていて、渋みも少なくクセが無くて飲みやすいです。
飲み心地の良さが人気の秘密かもしれませんね。
クリームダウンがおきにくいという特徴もありますので、ストレートにしてアイスティーでいただくのもいいですね。^^
スマトラ島は、インドネシアの西に浮かぶ島です。
高温多湿の練ったり雨林気候で、この環境のもと育てられた紅茶の水色は濃くオレンジ色をしています。
その味わいは、スリランカの低山地で作られた紅茶、ローグロウンティーにも似ていると言われています。
飲むとほのかに甘みが感じられるのが特徴です。
ストレートでも、ミルクティーにしてもおいしくいただける紅茶です。
ブレンド用紅茶として用いられることが多いです。
クリームダウンというのは、紅茶の主な成分であるカフェインとタンニンが急速に冷やされることによって互いが結合して色が白く濁ったように見える現象のことです。
この現象は、代表的なものでは、タンニンを豊富に含むアッサム種の紅茶などに多く見られます。
さらに、紅茶の水にナトリウムやカルシウムを多く含む硬水を使用すると、クリームダウンがおきやすくなります。
つまり、紅茶の国であるイギリスなどの硬水の国ではよく見られる現象ということですね。^^