様々な種類、利用法があるハーブですが、今回はダンデライオンというハーブについてまとめてみました。
ダンデライオンはキク科の植物で、北半球を原産としていて、日本では「タンポポ」としてなじみ深いかと思います。
春になると道端でも見かける花ですが、葉の形が「ライオンの歯」に似ていることからこの名前が付きました。
フランス語では別名「ピ・サン・リ」と呼ばれていて、「おねしょ」という意味があるそうです。
これは、このハーブに利尿作用があるからだそうです。
欧米では「自然の薬局」とも呼ばれるほど薬効が有用なハーブとして知られています。
それでは、ダンデライオンの効能について、少し詳しく紹介していきます。
ダンデライオンには、ビタミンや鉄分、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれているので、貧血を改善し、体内に溜まった毒素を排出してくれます。
いわゆるデトックス効果があります。
他にも、先に挙げた利尿効果があり、通常の利尿剤を使用した場合は、体内のカリウムも一緒に排出されてしまいます。
ダンデライオンにはカリウムも豊富に含まれるため、カリウムを減らすことなく利尿効果が得られるそうです。
また、便通を良くしたり、消化促進やむくみの解消、関節炎や痛風、リウマチなどにも効果的です。
これら以外にも、強壮効果によって、肝臓や胆嚢などの機能回復にも有効とされていますが、胆嚢炎や腸閉塞の方は使用するのは避けた方が良いそうです。
以上がダンデライオンの主な効能です。
「タンポポ茶」と呼ばれるハーブティーがあるんですが、これは土臭く独特の苦みもあるので、クセの強いものが苦手な方にはなかなか飲みにくいかと思います。
そんな時は、根を炒って「タンポポコーヒー」として飲んでみてはどうでしょう?
コーヒーのように香ばしく、しかもノンカフェインなのでおススメです。
個人的な好みですが、私はコーヒーにして飲む方が好きです。
血液をサラサラにする効果なんかもあるそうなので、不摂生で体質改善したい方にはいいのではないでしょうか?